第六話 ユートピアはあったか


jetです☆
今回は速攻で他愛ない話を。


shingoの職務はフレックスタイム。
コアタイムもなく、何時から仕事を始めてもオッケイ。
とはいえ何となくスタッフは11時〜12時頃には出勤する。
そしてそれに合わせて毎晩夜更かしし、毎朝遅く起きているのが実情。


しかしこれではフレックスタイムの意味がない!
もっとこのフレックスライフを充実させよう!!
ということで、shingoは爽やかフレックスライフを提唱☆
新宿のフィットネスジムは、西新宿の「ティップネス」と歌舞伎町の「OASIS」が他を圧倒して人気なのだが、shingoは会社員特有の運動不足解消のため、春頃からこの歌舞伎町にある「OASIS」へ仕事終わり(夜)に通っていた。
これを朝コースに変更したのである!
これまで10時に起きていた生活を8時起きにし、8時30分から10時まで運動した後に出勤、という流れだ。
何と優雅なアーバンライフ!!素敵!
それが昨朝から始まったのである。


しかしこういったshingoの表面的な爽やかさの裏にはDT的な別の目的があった。。
場所が歌舞伎町だけに、仕事終わりの水商売の女のコたちが早朝OASISに溢れているのではないか。
そう仮説を立てたshingo。
確かに歌舞伎町には彼女らが仕事終わりにゴハンを食べる店やBARがある。ジムに集ったとしてもおかしくはない。
べっぴんさんらは自身のべっぴんさをジムでキープ!
そしてshingoはそのべっぴんさんらとエクササイズ!
「歌舞伎町と言えば夜」という定説を覆す、「朝の歌舞伎町」。そんな盲点な設定が、都会の人知れぬユートピアへの期待をより高めていた。


そして昨朝、shingoは慣れぬ早起きに心臓を傷めながらも約束の地へ。
みなさんもオチは読めていると思いますが
べっぴんさんらは皆無!
(ワオ!)
というよりも、人そのものが皆無!
(オー、イエス!!)
唯一の生体反応はエアロビスタジオとプールに、おばちゃんがチラホラ・・


shingoは言った。

正解はティップネスだったか・・

この男、全くもって分かってない!


心を痛めたshingoはその日、運動をビタ一せず、サウナルームに消えた。
そして今朝は予想通り、全く起きる気配がなかった。