未来の自分と話した日。

さっき、ビビった。
skypeを『skype me』モードにしてるのだが、さきほど「s_tsuda」という人から電話かかってきたのだ!
まさか、ドッペルゲンガーからの電話?この電話出ると、不思議の世界への扉、開いちゃうの??
そう思って躊躇してたら切れた。
で、逆に恐る恐るそのユーザーへ文字チャットで話しかけてみた。
すると相手の名前は、なんと!「s」はまさしく「shingo」の「s」で、しかも「shingo」という漢字も全く同じ、完全な同姓同名の相手であった。
いま、彼は仕事で出張中だそうで、ホテルのPCと自宅PCをskypeで繋げて、自宅の妻と通話しようとしていたそうだ。しかし、自宅PCskypeのほうのIDを忘れて、間違えてこちらにかけてしまったらしかった。

おもしろいのが、お互い、同じようにちょっとビビっていたことだ。
「もしや、電話の相手が自分自身だったらどうしよう・・」
もう一人のtsudashingoさんも同じことを考えていたらしい。
でも、聞けば年齢は36歳だそうで、ちょうど10歳違ってた。
それはそれで、未来の自分と交信しているような錯覚に見舞われた。
その感覚について伝えると、もう一人のわたしは言った。
「大丈夫、こっちはそれなりに幸せだよ」
手紙