プーチンのリスト 〜強まる国家資本主義〜

NHKスペシャル/揺れる大国 プーチンのロシア
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090301.html

ロシアの新興財閥「IFC METROPOL」の代表
ミハイル・スリペンチェク氏を中心に描かれるんだけど、
自家用ジェットで「キャビアは食べ飽きた」って言うところからはじまる。
金融危機に対しては「optimisticでいく」と力強く答えた。
ところがその三日後、リーマンショックが起きる。
で、一気にロシアからマネーが引き上げられるわけ。
新興財閥は窮地に立たされるなか、
プーチンのロシアが「国が融資しますよ」と言ってくる。
それはイコール国家資本主義に組み込まれるということ。
スリペンチェク氏は
社会主義国の起業家としてのプライドから
「国は頼らない」と立派なんだよね。
起業家を志した理由は学生時代に見たアメリカ映画『ウォール街』。


しかし金融危機の流れには勝てず、
最終的には「国の融資先リスト=プーチンのリスト」入りを
目指しはじめる――って話。
最終的には信念を曲げてしまうんだけど、
そこに至る男の葛藤、
かっこよかったぜ。。


ちなみにオレは見逃さなかった。
会社経営がピンチで資金集めに奔走する毎日なのに、
NHKのカメラマンが通るためにドアを押さえてた優しさをw